アジャイルでのかんばん方式よりトヨタ生産方式のかんばん方式の方が便利そう
アジャイル侍とかでよく出てくるかんばん方式って、ホワイトボードにふせんを貼って、どのIssueがどこまで進んでるかって感じで全体を俯瞰できる感じだけど、トヨタの中の人がトヨタ生産方式について書いた本を見た感じ、もともとのかんばん方式はけっこう違う感じと思う。
トヨタのかんばん方式はベルトコンベアーに流れてく部品それぞれにカンバンがついてて、カンバンにはその部品の現在の状態が書いてあるカルテみたいなやつ。ひとつの作業がおわったら書き込んで次に流す。なんかミスってたらひとつ前の工程に戻す。
これって、ソフトウェア開発で言うとGitHubのIssues+PullRequestが近い。なんか新機能を思いついてIssueを立てる。バグを見つけてIssueを立てる。立ったIssueにみんなで意見を書き込む。方針が決まったら、WIPプルリクを立てる。じょじょにPushしていきながら、議論しつつ修正していく。これでいくぞみたいになったら、WIPをはずしてみんなでLGTMみたいな雰囲気になる。masterにマージして出荷。みたいな。
アジャイルで言うカンバンは全体を俯瞰するため=マネージャ的な人のためにあるっぽいけど、もともとのトヨタ生産方式のかんばんは個々の作業者が自分の作業に集中しつつ、全体をスムーズに動かすためにあると思う。
アジャイルのかんばんもべんりだけど、プルリク駆動開発の場合、トヨタ生産方式のカンバンについて調べるといろいろ発見があると思う。
だから、みんなこの本買うと良いと思う。
- 作者: 大野耐一
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